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各種会議報告
四万十つるの資料室
四万十つるだより
 
 平成18年度には、えさ場・ねぐらとなる場所の候補地(休耕田)の基礎調査やツルの行動を把握する調査を行いました。また、地域の子どもたちによる自然体験学習会や住民参加の現地勉強会等も開催し、四万十川(中筋川)流域にツルの越冬地として適した環境を整える活動を一歩ずつ着実に進めてきました。また、国内で最も多くのツルの越冬が確認されており、その保護にも力を入れている鹿児島県出水(いずみ)市の視察も実施し、ツルの越冬に適した環境を実感として感じ取ることもできました。
 
平成18年度の取り組み
時期 活動内容
4月 平成18年度事業計画決定
5月 農林水産省農村自然再生活動高度化事業モデル地区に選定
7月 平成18年度総会開催
四万十川自然再生事業 えさ場・ねぐらづくりの実施(中山地区)[協力:国土交通省]
「第1回ツルの自然体験学習会」の開催[協力:国土交通省]
8〜9月 地域の区長会の会合への参加(事業説明・協力要請等)
9月 啓発チラシの作成[協力:国土交通省]
10月 ツルの行動体系調査(飛来調査)開始(〜平成19年2月)
ねぐら・えさ場づくりの候補場所調査(休耕田の実態把握)開始(〜12月)[協力:社団法人農村環境整備センター]
11月 ツルの保護を呼びかける看板の設置(5カ所)[協力:社団法人農村環境整備センター]
「セブン-イレブンみどりの基金(特別指定助成)」申請準備
12月 「第2回ツルの自然体験学習会」の開催[協力:国土交通省]
農村自然再生活動高度化事業「第1回現地勉強会」の開催[協力:社団法人農村環境整備センター]
2月 ツルの里づくり先進地(鹿児島県出水市)視察
 
 
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 地域の小・中学生を対象としてツルの保護に関する自然体験学習会を開催し、ツルのすみやすい環境保全に対する理解促進およびえさ場づくりのためのもみ撒き等を実施しました(国土交通省中村河川国道事務所の協力で実施)。
第1回ツルの自然体験学習会

日時:平成18年7月11日
参加児童・生徒数:47名(その他会員等約30名)
場所:(学習会)四万十市立東中筋中学校多目的ホール
    (体験)中筋川流域中山地区

《実施内容》
学習会では、参加児童・生徒全員による合同授業を実施し、澤田佳長氏(野生生物環境研究センター所長)が中筋川地区のツルの渡来状況およびツルを取り巻く環境についてお話されました。体験現場では、ねぐら・えさ場づくりについての講義の後、全員でえさ場づくりのもみ撒きを行いました。

小・中学生の合同授業
第2回ツルの自然体験学習会

日時:平成18年12月8日
参加児童・生徒数:46名(その他会員等約30名)
場所:中筋川流域中山地区

《実施内容》
参加者全員でもみ撒き後の整備とえさ撒きを実施しました。また、ねぐら・えさ場づくりについての講義がありました。ツルの保護を訴える看板も設置しました。

ツルの保護を訴える看板の設置
 
 
 晩秋から初冬および冬期には、渡来するツル類とその他の鳥たちの生活状況等の調査を行い、彼らの行動を記録しました。また、この地域のほとんどが狩猟区域であることから、狩猟に関する調査も実施し、鳥類の行動および種類数の把握を行いました。
 
  《調査結果等》
平成18年度のツル類の渡来数は平成17年度の3分の1以下でした。また、ほとんどが短時間の確認であり、飛行しているものが多く見られました。今期は稲作が終わると渡来地のほとんどの水田で稲株を耕運機で細かく耕したため、稲株からの2番穂が出ず、ツル類の餌となるものがなく、降下して餌が取れないために飛行してしまったものと考えられます。今後は、渡来時期のえさを確保できなければツル類を当地に落ち着かすことはできないと思われます。
 
平成18年度冬季におけるツル類の行動記録
11月 5日 中筋川上空をマナヅル6羽が午後4時25分頃西に向かって飛行。
11月 7日 中村市街地南上空を西に向かうナベツル7羽を午前7時10分頃確認。
11月15日 中筋川江ノ村上空を飛行するナベツル5羽が午前10時30分頃西方向へ。
中村市市街地上空をナベツル2羽が午後4時45分頃西方向へ。
11月18日 平田(宿毛市)でマナヅル1羽とナベツル4羽が飛行、午前11時10分頃西へ。
11月20日 八束(四万十市)でナベヅル8羽を確認、午前8時35分頃。
11月27日 浅村(四万十市)でナベツル6羽を午前6時50分頃確認。すぐに西北へ飛行。
12月 1日 四万十川角先(四万十市)で飛行するナベツル10羽、午前7時10分頃西へ。
12月 6日 午前9時頃、井沢(四万十市)の四万十川と後川の合流点の中州にて休息中のマナヅル1羽を確認。人の接近等によって四万十川上空をしばらく進み、西北方向へと飛行。その後確認できなくなった。
 
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 四万十川(中筋川)流域の農村は、少子高齢化に伴い耕作の担い手が著しく減少し、休耕田が増大しています。特に土地改良事業を行っていない江ノ村地区(四万十市)では、休耕田が多く見られます。
  江ノ村地区はかつてナベヅル、マナヅルの飛来が多く確認された地域です。そこで、将来のねぐら・えさ場を確保するため、実態調査を行いました(国土交通省中村河川国道事務所の協力で実施)。
 
 
  《調査結果等》
現地調査の結果と空中写真(平成17年9月撮影)をもとに、現在の休耕田の区域を把握し、図面上で面積を算定すると約20haの休耕田があることがわかりました。
2,500分の1の休耕田平面図や字名図を作成しました。
将来、ねぐら・えさ場となり得る区域について地権者が把握できるよう公図・連続図を作成し、休耕田の字地番が確認できるようにしました(平成19年度以降に借り上げの依頼等を実施予定)。
 

江ノ村地区

図面の緑色の部分が休耕田
 
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 稲作の終わった水田を耕さず水を張っておくと(冬季湛水不耕起栽培)、土の中の生き物が活動して土が肥沃になり、またそれらを食べる渡り鳥たちもたくさん訪れるという話が聞かれます。しかし、そのメリット・デメリットが不明確なため、現在、地域の農業者に対してアプローチできていません。
  そこで、社団法人農村環境整備センターの協力を得て、「農村自然再生活動高度化事業 第1回現地勉強会」を開催しました。勉強会では、「コウノトリの郷」の冬季湛水不耕起栽培や山口県でのツルの里づくりの取り組み等が紹介されました。また、メンバー全員での意見交換会も行い、農業者へのアプローチの方法等を学ぶことができました。

《実施内容》
農村自然再生活動高度化事業
第1回現地勉強会

日時:平成18年12月8・9日
参加者数:33名
場所:(現地視察)中筋平野
    (勉強会)四万十市立東中筋中学校多目的ホール
意見交換会
内容:◆開会と開催趣旨の説明
     (社団法人農村環境整備センター)
    ◆「コウノトリの郷」事例紹介
     (豊岡農業改良普及センター 西村いつき普及主査)
    ◆「四万十つるの里づくりの会」取り組み報告
     (事務局:中村商工会議所 佐伯達雄専務理事)
    ◆「山口県周南市八代地区のツルの里」取り組み紹介
     (八代地区自然再生協議会 石村努会長、徳本仁副会長)
    ◆意見交換会
     (座長:東京農業大学 守山弘客員教授)
 
 
  《今後の課題等》
冬季湛水不耕起栽培については、地域の農業者の理解が必要であり、そのアプローチに力を入れる必要があると再確認しました(平成19年度には農業者を対象としたワークショップ等を開催予定)。
早稲栽培が主となっている当地で、冬季湛水がどこまで可能かについての検討が必要です。
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